「未経験でも転職できるのかな?」
「経験やスキルがないけど大丈夫かな?」
未経験転職を検討する際に、非常に多い悩みです。しかも、初めての転職となると尚更不安が増してしまいます。
今回の記事を読むと、未経験職種への転職への不安を払拭することができ、転職活動の成功確率を上げることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
冒頭でも述べたように、未経験転職をする際にこんな悩みを抱えている方が非常に多くいます。
- 未経験なのに採用してもらえるのか
- 経験やスキルがないけど大丈夫?
- 書類選考が通りづらそう
- 未経験でも教えてくれるのかな
- 年収とか給料どうなるんだろう
挙げたのはほんの一例で、他にも様々な悩みがあると思います。実際に私も転職活動をした際には、色々な悩みを抱えながら転職活動をしていました。
実際に悩みをすぐに解決させる方法はありません。ただ、転職活動を進めていくうちに少しずつ解決してきます。
転職活動し始めは不安や悩みも多いでしょうが、まずは未経験職種やキャリアアップの転職活動のアクションを踏み出すことが非常に重要です。
きっとその一歩があなたの転職活動を成功に導いてくれるはずです。
未経験職種への転職は、職種や業界理解が浅い分、以下のような失敗してしまうことが多くあります。
などの失敗ケースが挙げられますが、まとめると
- 企業・求人の研究不足
- 自己分析の不足
- 第三者への相談不足
になります。未経験転職を成功させるには、このような失敗ケースを発生させないように良い転職活動の進め方をすることが非常に重要です。
良い転職活動というのは、「転職サービスを有効活用する」ということです。
具体的には、主に下記の2つのサービスを同時利用するのが望ましいです。
- 求人媒体(Dodaやリクナビなど)
- 転職エージェント
多くの方は、求人媒体の利用経験はあるかと思いますが、転職エージェントの利用経験がない方もいらっしゃるでしょう。
転職エージェントに登録することで、ネットには載っていないリアルな情報を得ることができ、書類通過しやすい履歴書や職務経歴書の作成方法や添削なども行なってもらえます。
未経験でも内定獲得への親身で手厚いサポートが無料で受けられるので、未経験職種に転職したい20代には非常に頼りになる存在になります。
他にも、転職エージェントを利用すると、以下のようなサービスやサポートが受けられます。
- 職種や求人の情報提供
- キャリアビジョンの相談
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 年収や条件の交渉
20代での未経験職種への転職は非常にチャンスです。経験や実績・スキルがなくても未経験として入社できる可能性があります。
しかしながら、誤った進め方をしてしまうと転職活動が難航してしまう可能性があるので、適切な良い転職活動をすることが非常に重要です。
また、30代になってから未経験転職をしようとすると、年齢でNGとなってしまう企業が途端に増えるため、未経験転職がしづらくなってしまいます。
20代という年齢だからこそチャンスなので、未経験転職を考えている20代の方はぜひ参考にしてみてください。
20代が未経験職種に転職できる理由
20代が未経験の職種や業界に転職できる理由は「将来性」があるためです。
20代は入社時に知識や経験がなかったとしても、企業側は「入社してから知識や技術を身につければいい」と考えているためです。
そのため、面接でキャリアプランやキャリアビジョンを具体性を持って伝えたり、自分の強みをアピールすることで転職がうまくいく可能性が高まります。
20代でもタイミングによって難易度が変わる
20代の転職といっても全ての年齢で難易度が同じというわけではありません。「20代前半」「20代後半」で難易度は変わります。
年齢によって企業側からどのように評価されるのか、どこを見られているのかを知っておくことで、企業とのミスマッチを防ぐことができます。
20代前半の場合
一般的に未経験の業界や職種を目指す場合、以下の点から年齢が若い方が有利とされています。
- 成長を見越して評価されやすい
- 第二新卒枠として応募が可能
詳しく解説していきます。
成長を見越して評価されやすい
「未経験でも入社してから経験やスキルを積んでくれたらいい」と考えている企業が多いので、少しでも若い人材を採用した方が戦力になる期間が長く、吸収力も高いため、未経験転職において20代前半という若さは非常に大きな武器になります。
ただし、ただ若ければいいというわけではありません。「学習意欲が高い」「努力できそう」「素直そうで教えたことを吸収してくれそう」と企業側に判断される必要があります。
20代前半だから安心、というわけではなく、意欲や成長思考などのアピールをすることが大切です。
【販売職からITエンジニアに転職したAさんの事例】
元々、アパレル販売を行なっていたAさんですが、将来的に1人でも稼げるスキルを身につけたいという思いから未経験転職を決意。面接では、販売職で培ったコミュニケーション力をアピールしながらも、自分でエンジニアの勉強をしていることや、将来的にどのようなエンジニアになりたいのかという明確なキャリアビジョンを伝え、見事未経験転職を成功させました。全くの未経験でしたが、このように自分の強みと意欲・努力した姿を明確に伝えることで、未経験でも転職を成功させることが可能です。
第二新卒枠として応募が可能
第二新卒という言葉は皆さんも聞いたことがあると思いますが、明確な定義があるわけではありません。ただ、一般的には、高校や専門学校、大学などを卒業してから3年間に就業経験の人材を第二新卒ということが多いです。
学校を卒業してから3年間となると、20代前半の方が非常に多いと思いますが、若さやビジネスマナーが少しでも備わってると評価され、第二新卒枠として応募することができます。
特に、新卒は教育コスト(教えたりするのにかかる教育費や人件費)がかかりやすく、なるべく削減したいと企業は考えています。第二新卒は、ビジネスマナーや社会人としての心構えが身についていると考えられており、企業からの需要は高い傾向にあります。
20代後半の場合
20代後半の場合は、20代前半と比べると未経験職種への転職難易度が高くなります。
しかし、以下のことに注意しながら転職を進めれば可能性は上がります。
- 同じ業界内での転職
- 今までの経験を活かすことができる職種に転職
いま挙げた2つのポイントについて詳しく解説していきます。
20代後半では完全に未経験職種への転職はハードルが高い
20代後半の転職は、即戦力が求められる傾向が強いため、知識や経験が全くない未経験職種への転職はハードルが高くなります。
ただし、同じ業界内の転職であれば転職を有利に進められる可能性が高まります。
例えば、ITエンジニアから同じIT業界の営業職に転職する場合、ITエンジニアの経験を活かした提案や仕事が可能になります。
同業界であれば今までの経験や知識を活かすことができるので、20代後半でも未経験職種への転職がしやすくなります。
【小売店の販売兼店長から同業他社のマーケティング職へ転職した20代後半Rさんの事例】
Rさんは小売店にて販売の接客を行いながら、店長として教育や売り上げ管理など幅広い業務を担っていました。その際にどうやったら売り上げが上がるのか、顧客の行動心理などに着目し施作を打って仕事をしていたので、転職の際にもその考えを実行し成果として売上UPに繋がったという戦略を評価されて、未経験ではありますが同業界のマーケティング職に転職することができました。店舗での実体験をうまく言語化し、戦略に落とし込んで実行し、成果まで出ていたことが評価につながったようです。
今までの経験を活かせる職種に転職
20代後半で未経験職種へ転職したい場合には、今までの経験を活かせる仕事を選ぶと良いです。
販売・接客業と営業はどちらもお客様を相手にする職種ですし、事務職とITエンジニアはどちらもパソコンを使います。
パソコンをまったく使わなかった仕事から事務職というように、関連性がほとんどない職種への未経験転職は20代後半ともなれば難しくなります。
それよりも似た部分がある職種や、同業界での転職を選択したほうが、転職が成功する可能性が高くなります。
20代の未経験転職で失敗するパターン
20代が未経験職種への転職で失敗するパターンは大きく分けると3つあります。
- イメージが先行してしまい、悪いギャップが発生する
- 仕事内容が思っていたのと違った
- 求人内容と面接での内容が異なっていた
詳しく失敗するパターンの事例を見ていきましょう。
イメージが先行してしまい、悪いギャップが発生する
未経験の業界や職種に転職するときは、業界研究や職種の研究をしっかり行うことが非常に重要です。
「なんとなくかっこいいから」や「楽そうでいいな」というようなイメージだけで転職先選んでしまうと、実際に働いた時にギャップが発生してしまうことがよくあります。
逆に、「忙しそう」などマイナスイメージを持っている業界が実は自身に合ったやりがいのある仕事である場合もあるため、イメージやあこがれだけでなく、業界や企業をしっかりと研究してから転職先を選ぶようすることが非常に重要です。
最近では、職種に関わらずリモートワークを希望される方が増えてきています。確かに移動せずに自宅で仕事ができるのはメリットがありますが、他の社員とのコミュニケーションが疎遠になることから教えてもらいづらかったり、逆にストレスになってしまうこともあります。リモートワークというイメージだけで転職をしてしまい、結果、想像と大きく違って転職に失敗してしまったと後悔してしまうケースもあります。実際に働いている方の声や事前に調べることが非常に大切です。
仕事内容が思っていたのと違った
「仕事内容が思っていたのと違った」という理由から転職をする人もいるでしょう。
しかし、なぜそういうことが起きてしまったのか、どうすれば防ぐことができたのかを理解しないまま転職するのはよくありません。
まずは、転職を考えるに至った理由を冷静に分析して把握することをおすすめします。
理由によっては人事や先輩・上司に相談することで解決することもあります。
未経験の仕事ではなくとも、同じ業界や同じ職種で転職すると解決する場合もあるので、衝動的に転職をするのではなく、落ち着いて自己分析をしてから転職を検討するようにしましょう。
求人内容と面接での内容が異なっていた
未経験職種での転職をする際に気を付けてほしいことは、求人の内容を面接の際に必ず確認することです。
未経験でよくある確認ミスが、「入社してから1年以内に希望する職種に移動できます」という説明を面接で受け、そのまま入社してしまい、結果、1年経っても移動できずに再度転職をするというケースです。
希望する職種に未経験でもいけるという期待感を持たせ、結果入社後にギャップに陥ってしまうということがあります。
不確定要素がある話には信じすぎず、確実性の高い転職活動を行うことが大切です。
未経験職種への転職をするときの業界選びのポイント
- 自己分析を行い、転職理由を明確にしてから転職先を選ぶ
- 需要が増している業界や職種を調査する
- 未経験者を積極的に採用している業界や職種から選ぶ
自己分析を行い、転職理由を明確にしてから転職先を選ぶ
転職活動を行う際に、必ずやった方がいいのは自己分析です。
なぜ自己分析をした方がいいかというと、自分の強みや適性を知ることで仕事選びや転職する軸となる理由を把握し、明確にすることができ、企業とのミスマッチを防ぐことができるためです。
「転職理由」「職種の志望理由」を明確にしておくと、面接でスムーズに答えることができます。
需要が増している業界や職種を調査する
転職先が自身のやりたい仕事や興味がある仕事であることは重要ですが、未経験でも転職しやすい業界を知っておくと転職先の選定で役に立つことが多いです。
まず、常に人手が足りていない職種や業界は未経験でも転職しやすい傾向があります。
人手が足りていない職種や業界は、人材不足を解消するため中途採用者の採用ハードルを引き下げていることがあるので、完全未経験の職種や業界でも転職できることがあります。
また、社会情勢の変化から急激に需要が高まる業界も人手不足になりがちになるので狙い目です。
未経験者を積極的に採用している業界や職種から選ぶ
教育制度が整っている業界や、経験よりも人柄やポテンシャルを重視する職種や会社は未経験の採用が積極的な傾向があります。
技術や経験は入社してから身に着ければいいという思考の企業もあるため、労働意欲が高ければ未経験の業界でも転職が実現しやすくなります。
20代が未経験でも転職しやすいおすすめの業界
20代が未経験でも就職しやすい業界は、大きく分けて2パターンあります。
- 需要が増している業界
- 未経験者を積極的に採用している業界や職種
需要が増している業界とは、人手が足りていない業界のことです。
- 介護・福祉業界
- 建設業界
- 配送業界
- 小売業
上記4つの業界・職種は人手不足といわれています。
介護・福祉業界
常に人手不足なのが介護・福祉業界です。
介護・福祉業界は未経験でも採用されやすく、経験を積み「介護福祉士」の国家資格を取れば給与アップが見込めます。
人と接する機会が多く、体力が必要な仕事でもあることから、敬遠されがちな魚介ではありますが、ポテンシャルが期待される20代ならば未経験でも採用されやすいことでしょう。
また、さらに少子高齢化が進むことが予想されているので、今後も継続的に需要が見込まれる業界といえます。
建設業界
建設業界は、東京オリンピック・パラリンピック開催をきっかけに新たな施設や交通インフラの整備などで建設ラッシュを迎えました。
2024年は大阪万博の開催があるので、需要としては非常に高い業界です。
特に、施工管理職は未経験でも働くことができ、「施工管理技士」という国家資格を取得すればさらに給与が上がります。
施工管理職は給与ベースも高く、スキルが身につきやすい色になるため、未経験からおすすめの仕事です。
配送業界
近年、ネットショッピングが一般的が急速に普及したことにより、配送業界が人材不足に悩まされています。
重い荷物を運ぶことがあり、運転技術などが必要にはなりますが、黙々と作業したい人や体を動かしたい方におすすめです。
小売業
スーパーやデパート、コンビニエンスストアの店員などの小売業も人手不足の業界になります。
小売業は接客はもちろん、正社員で雇用されるとパートやアルバイトの従業員の管理が主な業務になります。
また、管理する側になると、教育やマネジメント、店舗運営などの仕事も入ってくるので、多方面でのスキルが身につきやすくなります。
未経験者を積極的に採用している業界・職種
教育制度が整っている業界や、経験よりも人柄やポテンシャルを重視する職種は、未経験でも採用されやすい傾向があります。
- IT業界(研修制度などの充実)
- 営業職(人柄を重視)
それぞれの業界・職種を解説していきます。
IT業界
「IT業界」は専門的な技術が必要になるので、経験者の求人が多いですが未経験でも応募できる求人があります。
特に、インフラエンジニアは未経験でも転職しやすく、ITスキルを身につけたい方は狙い目の職種です。
しっかりと研修期間を設けている会社もあるので、未経験でも安心して業務できます。
営業職
営業職は、経験や技術ももちろん重要ですが、目標に向かって頑張れるかどうかが非常に重要です。
目標というのは、売り上げが一番イメージしやすいかと思いますが、顧客の満足度や感謝というのも非常に重要な目標です。
そこにやりがいや働く価値を見出したり、頑張る原動力になる人には非常に向いている職種になるでしょう。
20代で未経験職種に転職するときは自己分析が大切
20代なら未経験職種へ転職しやすいですが、その前にまずは自己分析をしましょう。
「なぜ転職したいのか」を明確にしないと転職は成功しづらくなります。せっかく転職をしたのに、転職先が合わなかったとなったら、時間と労力が無駄になります。
そのような失敗を避けるには、転職エージェントをうまく活用することがおすすめです。
転職エージェントでは、面談を行い転職希望者の強みや弱みを一緒に見つけ出してくれます。また、自己分析のサポートだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接の練習も行ってくれます。
まずは気軽に登録し転職エージェントで無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。